そばにいてくれてありがとう (世界自閉症啓発デーコラボ記事)

nanaio.hatenablog.com

 

 今年もこの日がやってきたんだなー。

そういえば、このブログをはじめたのも、なないおさんの企画がきっかけだった気がします。

 

今年は娘の近くにいてくれる2人の同級生の男の子のことを。

 

先日ツイートした、となりのクラスのYくんのはなしがこちら。

 

  

 

 

Yくんは、娘と一緒に遊びたくて仕方なくて、でも、娘がよそ見をせずずっと一緒に自分の方をむいて遊べるのが何かがわからなくて、「娘ちゃんと一緒に遊びたいのに、何だったら娘ちゃんがぼくとずっと遊んでくれるのかわからない」と、真剣に悩んでくれます。

 

同じクラスにいるWくん。

Wくんとは、年長さんの時から同じクラス。

幼稚園の時から、Wくんの周りにはいつもたくさんの男の子が一緒にいて、今もリーダー的存在。

 

Wくんの妹が息子と幼稚園で同じクラスなので、お迎えの時にお母さんがいろんな話を聞かせてくれる。

 

「Wがね、こないだ、おれ、娘ちゃんに嫌われた…もう二度と一緒に遊ばないって言われたんだ、って半泣きでいってきたのよ。

 でもね、昨日、どうなったのか聞いてみたら

 

 娘ちゃん、いつも通りだった!

 おれ、謝ろうと思ったんだけど、娘ちゃんせっかく忘れてるし、謝りたいけど謝って、娘ちゃんがその時思ったイヤな気持ちを思い出して、またおれのことを嫌いっていわれたら悲しい。

 だから、娘ちゃんがもう忘れたってことは、あのときのことは娘ちゃんのなかでもう終わったってことだと思うことにした!

 

 って、元気いっぱいに報告してくれたわ」

 

Wくんがお母さんに言った娘の気持ちの動きって、まさしくそのとおりなわけで。

この話を聞いたとき、私はけっこう驚いた。

 

Wくんは、3学期は交流クラスで過ごすとき、娘の隣でいろいろ声かけをしてくれ、娘も気持ちが乱れても、周りに迷惑をかけることもなく、自分の席に座って少し泣くとすぐ切り替えができていたという話を担任に教えてもらった。

 

 

 

Yくん

Wくん

 

「ありがとう」

 

娘の気持ちに寄り添って、悩んで、考えて、そして娘と一緒にいると楽しいんだと元気よく伝えてくれる彼らのような存在が身近にいて、娘は幸せだ。

 

性別が違うし、いつまでも同じ関係が続くとは思わない。

だけど、YくんとWくんとの経験は、娘にとって素敵な宝物になると思う。

 

 

 

 

2年生になるとクラス替えがある。

YくんもWくんも、家で「娘ちゃんと同じクラスになれるといいな」と言ってるそうだ。

 

嬉しい。

その気持ちが、とても嬉しい。