姉と弟

幼稚園年少組の息子のクラスは、男児がとても多い。

入園式当日、これは担任の先生は苦労しそうだな…としみじみ感じるくらいの状況で。

 

幼稚園生活1学期の息子。

背中を噛み付かれて全治10日。

顔面を引っかかれて、かさぶたをはるくらいの傷を作ること3回。

突き飛ばされてこめかみを机の角にぶつけること1回。

 

多いよね…、これ…

 

幼稚園生活2学期。

9月すでに今日で2回目の顔面の引っかき傷を作って帰宅しました…

今月のは2回とも目の近くに傷ができていて、正直いつか眼球を怪我するんじゃないかと気が気じゃないんだよなぁ…

 

幼稚園内の子ども同士のトラブルでケガが発生した場合、降園時に担任に声をかけられて説明をうけるシステムなんだけど、今まで説明をうけたのは、背中を噛み付かれたのと机の角にぶつけて打ち身を作った2回のみ。

 

今月最初の引っかき傷についての話を担任にしたとき言われたのが、

 

「目が届いてなくて、気付けなくてすみません。泣いたりとかしたら、すぐわかるんですが…」

 

泣かなきゃわからんっていうのもどうだかなーと思うんだけどな…

 

息子、クラスで一番早い誕生日。

体格もクラスで1、2を争うくらいにしっかりしたでかさ。

プライドはかなり高い。

家では小1の姉としょっちゅう取っ組み合いをしてるわけで。

 

引っ掻かれた一瞬の痛さくらいじゃ、泣かないよ…

 

2回目の今日も言われた。

 

「泣いたりしたら起こった時にすぐわかるんですが…」

 

だーかーらーーーーーーー

 

年長組に混ざってても気づかない体格の子が、自分より一回り小さい子に引っ掻かれたくらじゃ、泣くまではいかないと思うんだけど、それは私の思い込み…?

 

だいたい、怪我をさせる子の名前はいつも同じ2人なんだから、少しくらい気を使ってください、といっちゃダメなのかな…?

 

 

と、まぁ、モンペ根性がフツフツと沸き起こるのである…。

 

 

ここで思ったことがある。

 

実はこの担任、娘が年中で入園したときの担任なのだ。

いろいろ気を使ってもらい、支援もしてもらった(ほかの子たちもいますし、無理です!と言った瞬間に断られたこともあるけどw)。

 

で、家庭訪問や個人懇談を経て思うのが、どうもこの先生、娘と息子を姉弟だからと同一視してる部分があるんだな、と。

 

幼稚園生活において、親の目から見ると、娘と息子は多分正反対だと思う。

 

以前担任に、息子がトイレで失敗したのを着替えもせずに帰ってきた日が続いたので、トイレのあともぞもぞしてたら声かけてもらえると嬉しい、本人は自分から先生にいうのは恥ずかしいというので…というと、

「おねえちゃんは、大声でせんせー!パンツ濡れちゃった!って報告してくれるのに全然ちがいますね!」

 

そう、娘は、何かあるとすべて先生に報告に行くタイプ…

痛い思いをすると大概大泣きするので先生がすぐ気付くか、まわりのお友だちが先生のところに連れて行って報告してくれてたのよ…

 

 

「おねえちゃんは○○だったのに、息子くんは✖✖なんですね」

 

 

と、改めて考えてみると、けっこうな回数言われてることを思い出す。

 

 

 

 

娘は、幼稚園の頃、叩いたりする側で、息子は叩かれる側。

親の立場として、今、息子が被害を受けないためにどうにか先生に頑張ってほしいと思うと同時に、娘の時は相手の保護者に頭を下げる以外できなかったんだが、相手の保護者はどんなことを考えていたのかな?とふと考えた。

 

うん、答えはでないな。