「世界自閉症啓発デー」
4月2日は「世界自閉症啓発デー」だそうです。
正直、ツイッターで今回初めてそんな日があることを知りました。
そんなわけでアカウントを作って放置していたブログで我が家のことを書いてみようと思います。
我が家の場合、上の娘が「発達障害グレーゾーン」と言われています。
娘は想像力が乏しく、空気を読むのが苦手です。
待つこと・じっとしていることが苦手です。
集中力がありません。
他人が大好きなんだけど、他人との距離が上手にとれません。自分の思いばかりを相手にぶつけてしまい、それが届かないとわかると癇癪をおこしやすいです。
発達検査の結果はとにかく凸凹したもので、下は実年齢マイナス1歳くらい、上は実年齢プラス4歳くらいの結果がでています。
こんな娘ですが、お医者さまには「発達障害の診断を出すのは、本人が困ってからでいいんです。今困ってるのは彼女本人ではなく周囲の大人だけでしょ?」と言われ、「グレーゾーン」にいます。
本人の困り感がない、というのは環境の面が大きいのではないのかと思います。
市の一歳半検診の個別心理士による面談で「このこは自閉症の可能性が限りなく高い」と言われたことから始まり、2歳半検診の個別面談では「成長も見えるし様子見で」。
そして、3歳検診の個別面談で「この子のためにも療育に通うのは絶対プラスになる」 と言われ、そこから怒涛のスケジュールで1ヶ月後には療育に通い始めました。
年中さんから幼稚園に通い始め、年中の間は週2回、年長さんになってからは週1回療育に通いました。
療育と幼稚園との連携もしっかり取っていただき、優しいお友達に助けられ、娘にとって、とっても楽しい幼稚園生活がおくれたと思います。
発表会の練習では、じっと待つことができない娘に「何か別のことがしたくなったらこれをもみもみしてね」と小さな粘土を持たせてくれました。
そして粘土の存在はクラスの子みんながどういったものなのか理解しており、忘れてきてるのを見たら声をかけてくれ、あるとき「じゃぁ今日はなしで頑張ってみようよ!」と声をかけてくれたクラスの子たち。
今考えても、娘は恵まれた環境で幼稚園に通えたなと思います。
この4月から娘は小学1年生です。
情緒支援のクラスに入ることにしました。
今日は未就学児のクラスから小学生のクラスに変わっての初めての療育です。
新しい扉を開き、娘はいったい何をみて何を学んでくるか、それが楽しみで仕方がありません。
療育の保護者会でお話をしてると、ご主人が発達障害に理解がない。
おじいちゃんおばあちゃんが理解してくれないから、療育には幼稚園に行く準備をする塾ですといって通ってきてます、と言われる方がいたり。
ほかにも、「子どものお友達のお母さんに発達障害ですって言ったら、伝染るから今後のお付き合いはなしでと言われそうで…だから言えないし、まだ療育にも行っていません」と言われるお母さんに会ったこともあります。
当事者たる子どもの親でも困った考えを持っていることもいるのではないかと思います。
「おまえの育て方が悪かったから、この子は自閉症になったんだ」とご主人に言われたという話を聞いたときには一緒に泣きそうになりました。
#世界自閉症啓発デー をきっかけに理解の輪が広がっていくことを切に願います。